マセラティCEOのハラルド・ウェスター氏は昨日モデナ市長も交えての会見で、来年春に2ドアスポーツカーを発表するとアナウンスした。もちろん、工場は言わずと知れたモデナ・ヴィアチーロメノッティにある工場だ。
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今年の秋には、長年に渡り販売された現行のグランツーリスモとグランカブリオの生産を中止をして、工場の製造ラインをニューモデルの為に、リニューアル工事をするという。来春に発表される最初の先行シリーズのニューモデルはとりわけトライデントブランドのキャラクターを具現化した真のスポーツカーとなるようだ。
ウェスター氏は更にこう述べている。モデナ工場は高性能スポーツカーを製造することの「戦略的な使命」を担い、高い技術を包含した工場となる。1939年以来の伝統とブランド価値は、このようにこの手のモデルの製造に関する経験により得たノウハウで高められているという。世界における「最高のMade in Italy」を表現する上で、唯一、独占的な製造を実現することに向けて、細心の注意による品質は職人の手工芸と革新の調和によってマセラティを特徴づけるものになるという。
遂に明るみに出たニューモデル。このモデルは2ドアであることは、間違いないようだ。おそらく現行のグランツーリスモ系よりは、遥かにリアルスポーツカーになるのではと予想する。工場の製造ラインも改修工事が行われるということは、かつて3200GTが製造されたほぼ20年前にも同じように工場を改装し、デトマソまでの時代と別れを告げた。新時代の到来はもう直ぐ目の前かもしれない。