今日は、横浜にオフィスを持っているイタリア人デザイナーに会ってきました。彼は日本に来てトヨタやホンダで仕事もしていた方で、イタリアに居た時はMaserati3200GTのエクステリアも関わってきたそうです。かつて私も所有していたクルマだったので、興味津々ですが、彼に会いに行くことにしました。
彼はトヨタやホンダに居た時は、クルマを作るのに彼らの視点はコスト最優先なので、コストがかかるデザインはまず採用されないし、そういう事についてネガティブになると言っていました。確かに出来上がったクルマのフォルムを見比べてみれば、明らかにイタリア車の方が、彫刻的デザインに仕上がっていますよね・・。そしてミニバンについてもBrutta disegnata(悪いデザイン)と言っています。さらに運転の面白さもないので、日本では沢山売れていることに危惧していますと。彼は大勢の人を載せるのであれば、その時だけレンタカーを借りれば済むだろうと・・。
実はこの3200GT・・、実務的なデザインは彼が担当したのだ。
いろいろ楽しいお話が出来てあっという間に2時間も長居をしてしまいました。クルマははやはり自分で運転して楽しまないと、クルマじゃないですよね。そういう意味でイタリア車はいつまでもクルマそのものの存在意義を示してくれます。この世にミニバンしかなくなったら、私は多分、必要としません。移動するなら電車で充分です。今のお住まいは鎌倉の鎌倉山周辺で、とてもリラックスしているそうです。東京はうるさくてとても住みにくいので、仕事以外は行きたくないそうだ。
今度、鎌倉のピッツェリアに一緒に食べに行こうということになりました。イタリア語でいえば・・・、Andiamo a mangiare alla pizzeria alla prossima volta!