MC20のエンジンはV6エンジンで600馬力以上を発揮しますが、当初はアルファロメオのスポーツカーとして考えられたようです。
今のところマセラティからは、正式な詳細は公にしていません。計画についてV6エンジンのように謎に包まれていますが、エンジンはマセラティ自社製とされ、EVバージョンと2021年にカブリオバージョンも計画されている模様です。
MC20は、フェラーリ・アストンマーチン・マクラーレンのクラスの「ジュニアスーパーカー」とされています。そして注目の価格は20万€(約2420万円)ぐらいからとされています。
当初、アルファロメオ4Cのシャーシととても良く似ているとされていますが、実際はチーロメノッティ工場の生産終了した4Cのラインを使用することになり、プラットフォームは4Cより長く広がったものとなります。
V6のエンジンは、新しいユニットであり、アルファロメオジュリアとステルビオの2.9LのV6エンジンとは全くの別物になります。
情報源によると、このエンジンは、FCAグループが新しいアルファロメオGTVおよび8C用に開発していたプロジェクトから由来したもので、アルファロメオの事業計画にあったものですが、ご存知の通り昨年の10月に、アルファロメオのスポーツカープロジェクトはキャンセルされました。元々の設計と比較すると、エンジンは3.0Lから3.6Lに拡大され、なんらかのEVサポートにより、600馬力以上の最大出力を確保されています。V8エンジンの採用については初期段階で却下されたようです。駆動方式はデュアルクラッチによるゲトラーク製8速オートマチックが採用されます。オプションでのマニュアルトランスミッションの設定は無いと想定されています。
MC20はミッドシップによる後輪駆動モデルですが、将来的に出るハイブリッドバージョンでは、フロントアクスルに接続された電気モーターによる4WDの登場も予想されています。
このモデルは700馬力以上を発揮することになり、名前はMC20・トロフェオとなるかもしれません。