9月9日は、世界的にMC20のデビュウの日となりましたが、これで落ち着いてはいけません。
このコンパクトSUVの名前は「グレカーレ(Grecale)」という名称になると示唆されています。「グレカーレ」とは、イタリア語でギリシャの海で吹く北東の強風を意味します。図のように東の位置に記載されているレヴァンテは地中海に吹く東風です。対するグレカーレは、北東の風です。まさにマセラティの伝統の風のネーミングです。
コンパクトSUVグレカーレは、2021年内に登場しますが、大きさ的にはレヴァンテより小さく、アルファロメオ・ステルビオより少し大きいという微妙なポジショニングとなります。生産する工場はイタリア南部のカッシーノ工場で生産されます。最初にデリバリーされるのは、ガソリン仕様とディーゼル仕様となります。2022年にはフルEVヴァージョンが追加される予定です。
さらに、マセラティは2022年までに7つのモデルを計画すると示唆しています。そのうち4つのモデルはフルEVモデルとなるようです。次期グランツーリスモとグランカブリオがそのうちの2モデルです。
続けてMC20とMC20スパイダーがフルEVヴァージョンモデルと、コンパクトSUVグレカーレのフルEVヴァージョンのデビュウも予定されています。
さらに、2023年には、次期クアトロポルテとレヴァンテのフルEVモデルが計画されています。マセラティによる電動化プロジェクトは、「フォルゴーレ」と命名されています。
「フォルゴーレ(Folgore)」とはイタリア語で、雷電、電光、稲妻という意味を指します。
さらに、2025年に、マセラティの売り上げの70%はSUVで占めたい意向があります。