フェラーリのテストコースがあるフィオラノサーキットでMC20がテスト走行する動画が公開さ入れました。
マセラティはフェラーリからのエンジン供給の契約を終わりにして、今後独自のマセラティ製エンジンを生産するとアナウンスされてはいました。
これはどういうことなのかと不思議に思われるかもしれませんが、筆者はもともと完全な決別は絶対にありえないと踏んでいました。
2台のMC20にうち白いMC20は、かなりの加速と減速を繰り返していますので、限界性能のチェックをしているようです。
一方カモフラージュされたMC20は、おそらくトラクションコントロールやドライバー支援のデバイスの動作確認を行っているようです。
フィオラノサーキットは、マセラティ本社があるモデナ中心地のチーロメノッティ通りからクルマで20~30分で行けるほど短い距離です。サーキットでテスト走行するなら最も近い距離です。故に必然的にここでテストを行うのは理に適っているのです。50~60年代のエンツォ・フェラーリ時代ならば情報交換さえアウトだったかもしれませんが、今やスーパーカーの聖地でありモーターヴァレーのこのエリアでは、たとえマセラティ独自のエンジンを開発するとしても世界的に有名なモデナのDNA産業ですから、引続き自動車関連の企業は様々に連携されているのです。