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マセラティ:SUVグレカーレとソナス・ファベール

遂にデビュウしたマセラティのミドルサイズSUVグレカーレ。

事前にグレカーレのテストカーは、世界中を走り回り、カモフラージュされていたとはいえ、完全な姿をお披露目され、マセラティファンにとって、期待を裏切らないモデルであると誰しもが確信したと思います。

サイズ的には兄貴分のレヴァンテより小さく、アルファロメオのステルヴィオより僅かに大きいというサイズ。見た感じではステルヴィオの方が大きく感じる。実車は未だ拝見していないが、そう遠くない時期に見れるかもしれない。

エンジンは、4気筒マイルドハイブリッドの300PSと330PS、V6ネットゥーノエンジンの530PS。筆者が注目するのは、エンジンよりキャビンに備わる機能だ。時計は伝統的にダッシュの中央に置かれるが、音声コントロールにより、車載コンシェルジュとなるという。マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)マルチメディア・システム、最新鋭のインフォテインメント、マセラティ・コネクトで管理されのるだ。まるでスマホを操っているようだ。これはデイリーユースで乗ってみたくなる。

そしてオーディオは、同じイタリア製のソナス・ファベールのハイエンド・スピーカーが備わる。同社はホームオーディオの世界では、多くのファンに支持され、その製品は木工品と見舞うばかりの外観を持ち、スピーカーがあたかも楽器であるかの如く響き、特に弦楽器には独特の表現力を持っているのだ。同社の所在地は北イタリア、ヴィチェンツァに工房があり、この辺り一帯は職人による製品をつくることに秀でている。世界的に有名なストラディバリウスのヴァイオリンが作られたクレモナにもそう遠くはないことが証だ。

カーオーディオとしてのソナス・ファベールは最初にパガーニと組んだ。スーパーカーウアイラのインテリアにハイエンドスピーカーのソナスファベールは、AMG製V型12気筒エンジンの獰猛なエクゾーストノートに意外とマッチした。

続いてマセラティのスーパースポーツMC20に採用されることになる。そしてグレカーレでは更なるパートナーシップの継続として、ソナス・ファベールの名前を広めることに。グレカーレのデビュウと同時にソナス・ファベールのオフィシャルサイトでも、グレカーレに標準装備されたスピーカーについて案内されている。グレカーレの標準装備で14個のスピーカー、ハイプレミアムでは21個のスピーカーが奏でるのだ。これはグレカーレを走らせエンジンを回すより、スマホを繋げてルチアーノ・パヴァロッティのテノールを聞いた方が感動するかもしれない。

筆者もMC20には手が出ないが、ホームオーディオで長年更新していなかったスピーカーをソナス・ファベールのベーシックモデルに代えたのだ。

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