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ランチア:ランチアの10年先を支えるPu+Ra HPE(2)

CEOのルカ・ナポリターノから発せられたもう一つの新しい単語は、「ガンマ」だ。
以前から、ミドルサイズのSUVの登場の噂がされていたが、名前は「アウレリア」になるのではという情報であったが、今回、10年計画の発表では「ガンマ」に名前が変わったのだ。

ガンマの名前がついたモデルは過去に2つあった。最初は1910年に製造されたランチア20 HP(タイプ55)、後にランチア・ガンマと命名された。ランチア創成期のモデルで当時、ランチアは高品質な自動車メーカーとして知られており、20 HPは、スムーズで静かな走行性能と豪華な内装で人気を博したが、生産台数は258台に留まり、後継モデルであるLancia 20-30 HP Deltaにモデルチェンジした。

次に登場したのは時代は遡り、1976年から1984年にかけて生産されたモデルで、ボディタイプはファストバックセダンとクーペの2タイプをラインナップ。この車は、先進的なスタイリングと技術によって注目を集め、多くの自動車愛好家から高い評価を受けたのだ。ガンマは、ランチアが独自に開発した水平対向4気筒エンジンを搭載しており、最高出力は140〜165馬力。また、この車は4輪独立懸架や電子制御システムなど、当時の最新の技術を多数搭載して、正にランチアらしいモデルであったのだ。

2026年に出てくるヌォーヴァ・ガンマのボディスタイルが、どのようなものになるか現時点では判らない、但し、ヌォーヴァ・ガンマは、1970年代のランチア車のような特徴的なデザインを取り入れ、Pu+Ra HPEで提案されたスタイリングを改良した内装を持つエレガントで個性的なスポーツバックになると考えられるという。

また、STLA Mediumプラットフォームをベースにするため、700キロの走行距離が可能で、単一の充電で走行が可能で、ヌォーヴァ・ガンマは唯一の電気自動車であり、前輪と両方の軸にトラクションを適用することができるため、様々なトラクションの応用が可能とされるのだ。生産拠点は南イタリアにあるステランティスのメルフィ工場で製造される可能性が高いという。
2026年まで未だ3年あるが、引き続きガンマの行方をフォローする必要がある。乞うご期待を。

Youtubeに早くもPu+Ra HPEの詳細動画があります。まるで走るリビングルーム。 

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