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マセラティ:今どう?私のグレカーレ!(7) 

久々の私のグレカーレの更新です。
グレカーレが来てから早くも2ヶ月が過ぎた。ここまでの間の不具合を書いてみよう。
まず、大きなところの不具合は、こんなところだ。

・左のドアミラーを畳むときに、擦れる音がした。
これはディラーで調整してもらい音は消えた。

暗い夜道は要注意だ。ボディ周りはセンサーだらけなのだが、それでも死角がある。
特に駐車場の細いポールや背の低いバリカーだ。これがぶつかる寸前まで、センサーが反応しない。そしてSUVなので、ボディの枡が大きいので、目視も困難。可能な限りミラーやサラウンドビューで確認することだ。

・走行中に高周波ノイズが時々発声する。
インバータの“キーン”というノイズが聞こえてくる。モーターの回転からエネルギーを回収してバッテリーに戻す回生回路が働くときにインバータが活躍するために起こるノイズと言われているが、これが結構耳障りで煩い。窓を開けて音を聞くと、さらに煩い。おそらく隣を走行する車にも聞こえているはずで迷惑だと思う。スポーツモードで走行するとマフラーから結構いい音がするのだが、この回生回路が働くとキーンという音が混じってしまい興醒めしてしまうのだ。

ほぼオールデジタルのグレカーレだが、IPADと同じように画面をタッチするのは、走行中はやはりやりにくい。
走行中はどうしても上下左右に動いているわけだから、画面のボタンを押すのに指がずれてしまう。そしてもし命中したとしても、滑ったりするので、何度も繰り返すことになる。

・ナビゲーションはアイシン製のナビシステムが日本ではインストールされているが、時々固まる。
一度固まるとうんともすんともならない。エンジンを一旦切って、再始動するしか無いのだ。おそらくメモリ容量が一杯なのかもしれない。これは対策として、エンジンを始動する時は、エアコン、オーディオなど電気を食うアクセサリーは、始動時はオフにしておいた方が良いようだ。順番は、スタートボタンを押して、最初にメーターに表示されるチェックランプの点灯と消灯の動作確認後に、初めてブレーキペダルを踏んでエンジン始動する。次にオーディオかエアコンのスイッチオンだ。要は最初に電気的負荷を最小限にすることで、ナビもスムーズに立ち上がるのだ。一昔前のイタリア車の如くエンジン始動の儀式と同じだ。

・Apple CarPlayの不具合。
これは今時の自動車はスマホと車のオーディオやナビの連携は普通なのだが、グレカーレに限らないかもしれないが、時々おかしくなる。スマホは車内に入った時に同期を始めるのだが、例えば、スマホにアプリを追加した時、曲を追加した時、OSをバージョンアップした時は、CarPlayが反応が鈍くなったり、固まったり、ブラウアウトしたりするのだ。これも時には1日中ダメなこともあるのだ。最終的に同期が完了すれば動くのだが、それまでは諦めて放置するしか無いのだ。

如何でしょう。どちらかというと機械的な問題は少ないかもしれない。ついに、「マセラティは故障する」というレッテルは無くなると思うのだ。そしてもはやグレカーレはクルマというより、走行中に操るI PADの画面に注力を注ぎ、もはや「走るI PAD」と化し、そのシステムのバグとの鬩ぎあいに問題があるかもしれない。

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