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マセラティ:CEOダビデ・グラッソ曰く、「イタリア無くして、マセラティは存在しない。」

ローマの日刊紙ラ・レプッブリカのインタビューでマセラティCEOのダビデ・グラッソ氏は単刀直入にこう述べた。

更に付け加えて、マセラティは2028年までに、完全EV化の一番最初のイタリアの自動車メーカーとなると明言した。

つまり、マセラティとイタリアは共に切っても切れない関係を構築しているということなのだ。ダビデ・グラッソ氏は、2019年にナイキグループのコンバース社から、移籍してマセラティCEOに就任しているその彼は続けて、イタリアで、デザインされ、開発され、生産される、それがマセラティであり、現在、世界70か国に販売されていると話す。

インタビューアー:完全なEV化に向けての取り組みはどんなものですか?
ダビデ・グラッソ:現在、マセラティは、完全電化に向けてプロジェクトを進めており、SUVグレカーレのフォルゴーレモデルを発売し、次に新型グラントゥーリズモと新型グランカブリオにもフォルゴーレモデルをリリースの準備を進めている。

インタビューアー:御社の目標は?
ダビデ・グラッソ:2028年までにイタリア初の完全なゼロ・エミッションの高級ブランドになること。これは2年前倒しで進める。

インタビューアー:投資という点では、どんな意味がありますか?
ダビデ・グラッソ:「モデナ工場は85年の歴史を持つイタリアで最も古い工場で、800人以上の従業員が働いています。2023年末に中国危機と米国市場の減速が発生し、それが他の部門にも影響を及ぼしたため、現在はMC20の生産能力を調整しているところです。しかし、今年の下半期にはフル生産体制に戻る見込みです。

インタビューアー:その他にどんな計画を予定していますか?
ダビデ・グラッソ:マセラティはイタリア国内での中長期的な成長に全力を注いでいます。製品の86%を輸出しています。モデナで組み立てられているMC20とMC20Cieloに関しては、その輸出割合は92%に達します。モデナのヴィアーレ・チロ・メノッティでは、約130人のエンジニアと技術者チームが、現行モデルと将来モデルの開発に従事しています。これらに向けて、イノベーションとクオリティへの大きな投資を推進している。基本的な柱 その目的は、ラグジュアリーセグメントにおけるブランドのポジショニングを高めることにある。

インタビューアー:その他に投資はありますか?
ダビデ・グラッソ:モデナ工場に、マセラティ車のフォーリィセリエを受け持つカスタマイズ専用スタジオを準備します。フル稼働時には140人を雇用します。

インタビューアー:他のトリノのミラフィオーリ工場とローマ南郊のカッシーノ工場は、どうでしょうか?
ダビデ・グラッソ:すべてはブランドの能力と成長にかかっているので、ミラフィオーリ工場は新型グラントゥーリズモとグランカブリオ、カッシーノ工場はグレカーレの製造を続けていきます。

インタビューアー:2025年にデビュー予定であった、次期クアトロポルテが2028年に延期になった理由は何ですか?
ダビデ・グラッソ:私たちは、消費者を中心とした市場の成長と進化の過程を徹底的に研究してきました。そして、象徴的なクルマによる長期計画を立てることで、自動車市場が急速に、そして根本的に嗜好が変化することに気づいたのです。私たちはSUVやクロスオーバー市場の拡大とブームとセダンのダウンサイジングを目の当たりにした。このことを踏まえ、私たちはまったく新しい製品の研究にもっと時間をかけなければならないことに気づいた。もはや伝統的な大型で豪華なセダンではなく、ラグジュアリーの概念を再解釈する革命的なモデルを構築する必要がある。

インタビューアー:電動化の変革へのリスクはありますか?
ダビデ・グラッソ:継続は力なりというように、それが唯一の方法です。我々は早い段階から電化への取り組みを進めているイニシアチブを持ち、常に変化への対応能力を敷いている。しかし、常にイタリアに居るマセラティでなければならないと考える。

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