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オートモビルカウンシル2024にスパイダー90thが参加

今年で9回目の開催となるオートモビルカウンシルは、自動車愛好家にとって定例のイベントとなった感がある。今や、ここに展示されるマニアックなクルマを目当てに、取引されるほどなのだ。そんな中で筆者のマセラティ・スパイダー90thアニヴァーサリーも若輩者であるが、登場することになった。

今回、マセラティは5台が登場している。いずれもマセラティも個性が溢れた個体で、特別なマセラティが揃ったのだ。

グランカブリオ・フェディ。この車は世界限定50台しか作られなかったグランカブリオで、日本にはたった2台しか輸入されていない。そのうちの1台が現れたのだ。知る人は知るべくこのモデルは、会場に到着するや否や、売り切れてしまっている。ダッシュボードのウッドは黄色味がかった色合いのインテリアに豪華な雰囲気を醸し出しているのだ。そこには、FENDIとトライデントのロゴが並べられ、シルバーに輝いた楕円のプレートが貼られている。シートはFENDIのFのロゴがエンボスされている。ホイールのセンターキャップもFのロゴがはめられている。900万円で売れたそうだ。その価格はとてもリーズナブルだと思う。普通のグランカブリオではないのに関わらずこの価格は破格と言わざる得ない。

セブリング。このセブリングは日本に正規輸入された2台のうちの1台である。内装、外装ともにフルレストアされ、コンディションはまずまずのレベルのようだ。2,000万円で売れたそうだ。

マセラティジャパンのブースでは、2台のマセラティが登場している。
今回のマセラティジャパンのブースで最初に気がつくことはトライデントのロゴだ。気がついた人は相当のマセラティ通だ。それは新しいロゴではないことにあるのである。このロゴは従来のトライデントにある槍がカーブしているところのロゴだ。これには理由があり今回展示されているガンディーニデザインのクアトロポルテⅣがマセラティクラシケの範疇に属するのでこの従来のロゴを登場させているのだ。90年代のマセラティであるクアトロポルテⅣであるが、この頃にすでにオーダーメイドで「オフィチーネアルフィエーリマセラティ」と呼ばれるプログラムがあり、ロッソインディアナポリスという特別のカラーがオーダーできた。

マセラティジャパンのブースのもう一台は、グレカーレトロフェオ・フォーリイセリエだ。濃いグリーンメタリックに内装は白と黒のシックな組み合わせだ。

そして最後に筆者のスパイダー90thアニヴァーサリーである。このモデルについては、いろいろ書いてきたので、そちらをご一読ください。
また、こちらでカタログも見られます。

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