今回のイタリア旅行でアルフィスタの聖地、ミラノのアレーゼにあるアルアルファロメオ歴史博物館に行ってきた。
実はこの博物館に行く方法は様々なルートがある。ミラノ北西に位置しているが、クルマで行くにはすごく簡単なのだが、電車の場合は面倒だ。地下鉄の駅、鉄道の駅も近くにないので、一番近い最寄りの駅から歩いて行けない距離なのだ。バスで行くことになるのだが、本数もそれほど多くないので時刻表など見ながら正確な行程を組まなければならない。労多くしてそれも面倒である。結局選んだ方法は、タクシーだ。但し、ミラノ中央駅から博物館まで行った場合、おそらく2〜3万円はかかってしまう。筆者は中央駅から地下鉄を乗り継ぎながら、博物館から最も近い比較的大きな駅であるRho駅にタクシー乗り場があるので、そこから博物館を目指した。ちなみに帰りは博物館でタクシーを呼んでもらい、最も近い駅(ガルバニャーテパルコデッレグロアーネ)までタクシーで行き、その駅からミラノ中心街へ行くことができます。少しタクシー代はかかるが一番効率的に博物館に行ける方法だ。
さて、肝心のアルファロメオ博物館の車両展示は歴代のアルファロメオが全て揃っているのでとても見応えがある。リニューアル以前の博物館より、広く明るくなったので1台1台が見栄えが良い。ただ、以前の博物館と展示車両数と種類はほぼ同じであるが、ここはアルフィスタにとって聖地とも言える博物館なので、アルファの初心者であっても行くべき必須ポイントと言える。
しかしながら訪問したのは月曜ということもあって、見学客は疎らで閑散としていたのが気になるところである。平日でも賑わっているモデナのエンツォ・フェラーリ生家博物館やマラネッロのフェラーリ美術館と比べると見学客の少なさに(逆に言うとフェラーリはファンの心を掴んでいる)、アルフィスタの期待にそぐわないが、今のアルファロメオの低迷状況と似ていると思うのは否めないところだ。