12月1日はマセラティの創立記念日だ。その日に合わせて開催されるマセラティデイに何とか間に合ったスパイダー。
当日は開催地の東京プリンスホテルは、110周年を記念して110台のマセラティが集合するのだ。
このタイトル画像のマセラティは3500GTで、マセラティがはじめてロードゴーイングカーとしてのモデルを販売した最初のグラントゥーリズモである。当時からマセラティは一貫して、スポーツカーでありながら、居住性と快適なドライビングを両立した市販モデルをコンセプトしていたのである。写真のミッドシップスーパースポーツのボーラ、カムシン、MC20、新型グラントゥーリズモは正にその系譜にある。
しかしながら、今回参加するマセラティで注目はなんと言ってもA6GCSスカリエッティだろう。1953年製でスカリエッティによって架装されたA6GCSで、世界にたった1台しかない。2L、直6エンジンで170PSを発揮する。ビデオにも映っているので、ご覧いただきたい。最新のMC20 GT2ストラダーレ、グラントゥーリズモなどが束になっても敵わない貴重性と価格だ。同時に筆者のスパイダー90アニァヴァーサリーをはじめ歴代のマセラティも是非ご覧ください。