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マセラティ:日本でも始まるマセラティ・クラシケの認定プログラム

このマセアティ・クラシケについては以前にも書いているので、まずはご一読いただきたい。
マセラティ:2023年までの事業計画と新たなプログラム
マセラティ:マセラティクラシケはマセラティの価値を高め、歴史を守るために発足しました
マセラティ:マセラティ・クラシケが本格的に動き出す。

マセラティ・クラシケはクラシックマセラティ車両を保存、修復、正統性を認証するためのヘリテージプログラムで、イタリア本国のみであったプログラムで、歴史的なモデルの正統性を審査・検証し、「認定証の発行」に加えて、「スペアパーツの再生産」「車両レストアのサポート」などのサービスを遂に日本でも6月からスタートするのだ。

マセラティ・クラシケの日本での本格始動は、マセラティファンやクラシックカーファンにとって非常に意義深いことで、本国イタリアの次に開始されるということは、日本でのニーズの高さがそれを証明しているわけだ。

まず何よりも、日本にいながら正規ルートでクラシケ認定を受けられるようになったことは、オーナーにとって大きな安心と誇りにつながる。これまではイタリア本国に車両や書類を送る必要があり、時間・費用ともにハードルが高かったのが、マセラティジャパンを通じての申請が可能になったことで、より多くのオーナーが「自分のマセラティの歴史的価値」を公式に証明できる環境が整ったと言える。

さらに、マセラティ・クラシケは単なる「鑑定書の発行」ではなく、オリジナル仕様の復元や純正部品の供給支援、修復の監修などまで含む包括的なプログラムが重要な要素でもある。つまり、単なるステータスではなく、将来にわたって愛車マセラティを「保存・継承」していくための実務的なサポートでもあるという点が注目される。

筆者のスパイダー90アニヴァーサリーは限定モデルなので、クラシケ鑑定の対象モデルである。それに向けてメンテナンスもオリジナルを保っている。したがって6月からスタートするクラシケ申請も当然することになる。今年は日本では8台の認定枠なので、必然的にかなり倍率になることは間違いない。

筆者の把握している限り日本でのクラシケ申請できるマセラティは、少なくても65台以上は存在する。内訳はクラシック(スーパーカー迄のマセラティ)は20台以上、ヤングタイマー(ビトウルボ世代)は38台以上、現行モデル迄(限定モデルのスペチアーレ系)7台以上ある。

しかしながら、筆者は6月6日からイタリアへ行ってしまう。とりあえず申請はするので、6月1日〜5日までの間に申請する必要ことになる。その後に、イタリアに行ってしまうので、例えば追加の資料を求められたりした場合は、対応は難しくなるかもしれない。そのあたりは少し状況は読めないのだが、とりあえず申請はすることになるだろう。

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