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ランチア:来年ニューガンマがデビュー

ランチアは新型イプシロンに続く新たなモデル「ランチア・ガンマ」の製造を発表した。

このモデルはランチア新世代のモデルとして、2026年にデビュー予定だ。新型ガンマは、同ブランドの復活戦略の一環として位置づけられ、2026年からイタリア南部のメルフィ工場で生産が開始される予定で、電動化とプレミアム性を兼ね備えたモデルとして注目される。

ランチア・ガンマ:ブランド再生の象徴

ランチア・ガンマは、1970年代から1980年代にかけて生産されていた同名モデルの復活となる。新型ガンマは、ミッドサイズのファストバッククロスオーバーとして設計され、全長約4.7メートルのボディに、クーペのような流麗なラインとSUVの実用性を融合させています。デザインは、ランチアの「Pu+Ra」コンセプトを継承し、イタリアンエレガンスと革新性を体現されたモデルとなるという。

イメージ的にはフランスDSのフラッグシップモデルの「N°8」に非常に近いと思われる。このDSフラッグシップは価格が約1000万円だ。そして次期アルファロメオ・ステルビオも同じカテゴリーとなる。

ランチスタからの観点からすれば、ニューガンマはテーマ、テージスの後継と考えて頂ければ良いと思う。

電動化とパフォーマンスの両立

新型ガンマは、ステランティスの「STLA Medium」プラットフォームを採用し、電気自動車(EV)とハイブリッドの両方のパワートレインを提供予定で、バッテリー容量は73kWhと98kWhの2種類が用意され、最大航続距離は約700km(WLTP基準)に達すると見込まれている。駆動方式は前輪駆動と四輪駆動が選択可能で、出力は218馬力から最大388馬力までのバリエーションが予想される。

メイド・イン・イタリー

新型ガンマは、イタリア・バジリカータ州にあるメルフィ工場で生産され、この工場は、1994年に開設。過去にはランチア・イプシロンの生産も行われていた歴史ある施設である。ステランティスは、イタリア国内の生産体制を強化するため、メルフィ工場を含む複数の拠点に投資を行い、電動化への移行を推進する計画もある。

プレミアム市場への再挑戦と今後の展開

ランチアは、新型ガンマを皮切りに、プレミアム市場への再挑戦を図ることになる。2025年には新型イプシロンの高性能モデル「Ypsilon HF」の発売が予定されており、2028年には新型デルタの投入も計画されている。これらのモデルは、イタリア国内だけでなく、フランス、ドイツ、ベルギー、スペイン、オランダなどの欧州市場への展開も視野に展開される。残念ながら日本への導入は今のところ未確定だ。

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