その後、モデナのマセラティ工場はどうなる(その2)

Gazetta di ModenaModena Today 、ClubAlfaによれば、モデナのマセラティ工場の継続については、今だ流動的だという。

まず、レイオフ(一時解雇:日本ではあまりない形態)が実施され、給与補償はされているようだが、12月15日から来年1月7日まで、生産の休止が決まった。これはクリスマスや年末年始の休暇を絡めて実施されているもので、なんと同時期にトリノのマセラティのグルリアスコ工場も同様のレイオフである。労組によれば、レイオフの期間はそれ程にはならないが、中長期の生産計画において一つ以上の製品か現行の生産を維持する新しいモデルについて見通しは不透明である。

また、モデナのムッザレッリ市長は、春にマルキオンネに会うことになる。彼は、モデナは自動車技術の開発の中心地だけでなく生産についても維持することをコメントしている。そして市長は、エミリア・ロマーニャからマセラティが移転するという意図が表れているのを懸念している。革新的な技術開発などはモデナにあるマセラティ・アルファ研究開発センターが担っていると付加えている。

実は、20年ぐらい前にモデナ工場は、一度リニューアルしている。3200GTが生産開始した時だ。筆者は当時このモデナ工場が生産を休止してリニューアルすることに、相当に不安を感じていた。本当に再開するのかと・・。ところが見事にフェラーリ傘下になって工場は蘇った。歴史は繰り返す。もしかしたらその時期に来ているのかもしれないが・・、見通しは五里霧中というところか・・・。いずれにしてもニューモデルはモデナで生産して欲しいものだ。

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