もうすでに1ヶ月が経過しました。やっと廻りが見えてくるようになった。
まずは電車について。日本とはまるで違うところから、駅のホームは固定されていません。日本の場合は、何番線は何線と固定されています。例えば湘南新宿ラインは3番線に必ず固定されていますが、イタリアではそれは通用しません。ホームの上に掲示されている電光掲示板に随時何番線に入ると表示されます。それも遅い場合は、出発5分前にならないと表示されないこともある。それ故に電光掲示板に新たに番線が表示されると乗客は一斉に右往左往する。日本人からすると相当に精神衛生上良くない、直前まで何処に行けば乗れるのか判らないからだ。まあこれも慣れてしまえば、何ということはないのだが、筆者も当初相当に不安が募ったものだ。
そして次は到着時刻と出発時刻だ。到着時刻も出発時刻も相当に幅が広いのだ。例えば到着時刻が1時30分だとすると5分ぐらい誤差がある。25分ぐらいに到着した場合、5分間停車したままだ。そして30分になったら出発する。最初は面食らった。出発時刻の10分前に停車している電車があるので、乗る予定の電車はこの電車ではないだろうと思っていたら、実はその電車であったのだ。日本ならば、駅に到着してから出発まで1分ぐらいしかないが、イタリアではゆうに停車時間は3分以上はあるのだ。これも慣れてしまえばこんなものかと、郷に入れば郷に従えだ。
日本では主要な上野東京ラインだと1時間に5〜6本ぐらいはある。イタリアでは主要な鉄道でさえ精々あっても3〜4本だ。それだけ日本の鉄道は過密ダイヤということで、故に一つズレると都心に乗り入れる地下鉄までズレる。
切符も簡単に買える。勿論自動販売機もあるのでそれで買うことも可能であるが、普通の各駅停車の電車でもインターネットで切符が買えるのだ。予め行くところが決まっていれば、それで買ってしまう方が楽だ。乗車中に車掌が回ってくれば、iPhoneを提示すればそれでOKだ。但し、イタリアにはSUICAやPASMOのようなチャージするカードはない。
日本の新幹線に比べるとイタリアの電車賃は結構安い。遠出する時は電車に限る。
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