2023年イタリアの旅は、既に後半である。ウンブリア州にあるオルヴィエートに数日滞在することになった。ウンブリア州は、トーディ、スポレート、ペルージャなど訪ねたことがあったが、今回オルヴィエートは初めてだ。この街もイタリア中世の独特の街の様に丘の上にある。現在、クルマでも行けるが、街の真ん中に行くには急な上り坂なので、ケーブルカー(フニコラーレ)で行くのが良い。FS(イタリアのJRのようなもの)のオルヴィエート駅から、ケーブルカー駅は繋がっているので、とても便利だ。駅は麓と頂上しかなく5分で頂上駅まで行ける。切符は麓の駅で往復2枚(1枚1.3€)買う。頂上駅に降りたら、あとはドーモのある中心までは、ゆっくり歩いて15分で行ける。
途中、オステリア、トラットリアやジェラテリーア、陶器のお土産屋が並ぶ道を歩いていると、次第に大きな空が見える空間に出てくると忽然と巨大なドーモが現れるのだ。これまた見事な黄金に輝くモザイクが正面に見える美しいドーモだ。
入口を入るとドーモ内部も壮厳な雰囲気に満たされ、多くのフレスコ画を見ることが出来ます。
ドーモの左奥の礼拝堂の入口の壁には、大きなパイプオルガンが置かれている。(写真下段右)
このパイプオルガンはイタリアで一番大きいといわれており、5500本ものパイプからできているという。