絶えず噂の絶えない話ですが、一部のメディアではそれが8月1日だという。
この情報が今年の2月にも出てきたが、マセラティの現状からすと100%否定できる話ではなさそうだ。
現在、マセラティはステランティスグループのトップブランドであるが、ご存知の通りFCAグループとPSAグループの合同会社だ。つまり純粋なイタリア企業でありながらフランスの血も混じっている訳だ。以前にも噂にあったマセラティのステランティスグループからのスピンオフとフェラーリ傘下入りりは、100%のメイドインイタリーを高めるには目の前のフェラーリとの協業が理に適っているのは誰が見ても周知の事実だ。モデナ市内にマセラティの研究開発部門であったイノベーションラボは、閉鎖され事実上無くなってしまった。時を同じくして、マラネッロに新しくeビルディングが竣工した。
この工場では、ハイブリッドやEVの生産も視野に入っているが、フェラーリのお家芸である12気筒はもちろん8気筒も6気筒も製造可能な工場なのだ。あくまでも勝手な想像の読みなのだが、フル稼働の予定にはマセラティの将来モデルも含まれている気がしてくる。例えば次期クアトロポルテやレヴァンテのエンジンかもしれない。クアトロポルテは再来年デビューの予定だったが、2028年に延期されてしまった。延期の理由の一つに挙げられているのは、次期ジュリアとダブらないためだとされる。だとすれば、ここモデナ・マラネッロ連合で作られる次期クアトロポルテ、レヴァンテはベースがプロサングエだとすれば、ジュリアとの差別化は完全なものとなると勝手に予測してしまうのだ。いずれにしても、この布線が「火のないところに煙は立たない」となるのか、8月1日は9日後にやってくる。