パレルモで開催されているタルガ・フローリオ・クラシカ2024(2)

タルガ・フローリオの最高の見せ所といえば、チェルダのグランドスタンドとチェルダの街中を走るシーンを見ないわけにはいかない。

大体の通る時間を予測して、パレルモから高速道路と一般道を走りチェルダに向かう。途中の道路は左が美しい海が続く、右は険しい断崖絶壁の山々が連なり、はるか遠くにはマドニエ(タルガ・フローリオの公道チルクィート)へ向かう道が続く、シチリアの大自然に走りながらも感動の連続だ。何度かの丘陵の道アップダウンとコーナーが続く、まもなく現れたのがチェルダのグランドスタンドは、今は廃墟だが、ここを古の時代にマセラティ、アルファ、フェラーリが全開で走ったのだ。

グランドスタンドを後にして、チェルダの街にあるムゼオ・ヴィンチェンツォ・フローリオに行くことにした。閉まっていたのだが、バールの人に聞いたら、「ドアに書いてある電話番号に電話すれば開けてくれるよ。」という。早速電話したところ、「今昼飯食っているから、20分ぐらい待っててくれ開けるから。」という。そこで程なく20分ぐらいで、やってやって来たのはアントニオさんだ。彼の館内説明は最初のタルガ・フローリオが始まり今までに活躍した歴代ドライバーのエピソードだ。もちろんアントニオさんからすれば、歴代最高のドライバーは、ヌヴォラーリ、ファンジオの名前は出てくるが、彼にとって最高はシチリア人ドライバーのニーノ・ヴァッカレラであることは、いうまでもない。

アントニオさん
チェルダの街を走るフェラーリ・トリブート
チェルダのワイディングを走るフェラーリ・トリブート

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