フェラーリやランボルギーニに次いで遂にマセラティが映画化される。
イタリアを代表するスポーツカーブランドであるマセラティ社を創業したマセラティ兄弟を描いた映画「マセラティ・ザ・ブラザース」が制作されている。

この伝記映画では、マセラティ兄弟の人生だけでなく、マセラティがマセラティに残した功績も紹介されている。 自動車界で最も象徴的なブランドのひとつを設立するために、彼らが耐えた挑戦と犠牲。 マセラティ社の誕生を支えたアルフィエーリ・マセラティのビジョンと決断力、そしてエットーレとエルネストをはじめ他の兄弟との複雑な兄弟愛に焦点を当てる。情熱、夢、そして犠牲に満ちた彼らの物語は、自動車への共通の愛と、ますます競争が激化する世界で成功したいという願望の物語である。


主役のミケーレ・モローネは、クルマと競技に情熱を注ぐ夢想家、アルフィエーリ・マセラティを演じる。彼と並んで、サルヴァトーレ・エスポジトが、マセラティブランドの隆盛を支えたもう一人の重要な兄弟、ビンド・マセラティ役を演じる。この映画は、豪華キャストの布陣である。名優 アンソニー・ホプキンスをはじめアンディ・ガルシア、ジェシカ・アルバ,ヴィクトリア・ソフィアなどが出演する。
監督は 『クラッシュ』でアカデミー脚本賞を受賞したボビー・モレスコ。

映画『フェラーリ』と同様にこの作品はアメリカ映画(イタリアの俳優は出てくるが米伊合作と言える)なので,イタリアで撮影されているとはいえイタリア的人間模様や社会的リアリティは描くことは到底出来ない。したがって純粋のイタリア映画を観ている気分にはなれないだろう。映画『フェラーリ』と同じく期待外れとなると思われる。公開時期はおそらく2026年となるだろう。

