日本未導入でも知っておきたいーアメリカで先行する「マセラティ・グレカーレ V6」という存在
現在、日本では正式発表されていないが、海外、特にアメリカ市場ではマセラティ・グレカーレのV6モデルが重要な位置付けになりつつある。これは単なるエンジン変更ではなく、ブランドの方向性を示す動きだ。
アメリカ向けの2026年モデルでは、グレカーレのガソリン仕様が大きく見直され、従来の2.0L直列4気筒モデルが姿を消し、3.0L V6ツインターボを主軸としたラインナップへと再編された。つまり、グレカーレは「V6を積むスポーツSUV」として再定義されたのである。

V6モデルには、実用性とスポーツ性を両立する「Modena」と、500馬力超を誇る高性能版「Trofeo」が用意されている。特にModena V6は、日常使いが可能なサイズ感を保ちながら、加速の余裕やエンジン音の官能性といった“マセラティらしさ”をしっかりと備える点が特徴だ。
このV6化は、EV化が進む現代において、マセラティが「エンジンの感情価値」を重視している証とも言える。音、回転フィール、トルクの厚みといった要素は、単なる移動手段ではなく、クルマを所有し、操る歓びに直結する。
では日本市場への導入はあるのか。現時点では未定だが、アメリカや欧州でV6中心の戦略が明確になっている以上、日本だけが例外になるとは考えにくい。グレカーレはレヴァンテよりコンパクトで、日本の道路事情とも相性が良い。価格帯も1,300万円前後からと想定され、日本市場でも十分に成立するモデルだ。


日本にV6グレカーレが導入されれば、それは単なる新グレード追加ではない。「SUVであってもマセラティは感情を売る」というブランドの意思表示になるだろう。今はまだ海外の話題に過ぎないが、日本のマセラティファンにとって注目すべき動きであることは間違いない。
Images © Maserati S.p.A. / Courtesy of Maserati Official Website
DIMENSIONS & WEIGHT
CURB WEIGHT_
FRONT TRACK63.8 IN
HEIGHT65.5 IN
LENGTH190.8 IN
REAR TRACK66.6 IN
WHEELBASE114 IN
WIDTH (WITH SIDE MIRRORS)85.2 IN
WIDTH (WITHOUT SIDE MIRRORS)76.7 IN
TIRES
FRONT TYRES255/40 R21
REAR TYRES295/35 R21
ENGINE
BORE88 MM
DISPLACEMENT3.0 L
ENGINE LAYOUTV6
MAX POWER385 HP
MAX TORQUE368 LB-FT
MAX TORQUE (RPM)2000-3750 RPM
STROKE82 MM
PERFORMANCE
ACCELERATION5.0 SEC
ENGINE LAYOUTV6
MAX POWER385 HP
MAX SPEED160 MPH
MAX TORQUE368 LB-FT
TRACTIONAWD
