今年のマセラティはMC20Cieloとグラントゥーリズモが新たに登場した。
では来年はどんなモデルが登場するのか、現時点で確実なところをまとめてみよう。
まず、電動化フォルゴーレのプロジェクトは少し遅れているようだが、今年4月の上海モーターショウで公開されたグレカーレ・フォルゴーレがようやくデリバリーが始まるようだ。スペックは全長、4.85メートル、ホイールベース 2.90 メートル、荷物室容量 535 リットルの完全なBEV。バッテリーの電圧は 400 V、容量は 105 kWh で、合計 544 馬力 (400 kW) を発揮し、最大トルク 800 Nm に達する 2 つの電気モーターに電力を供給するシステムだ。プレミアムSUV市場で最も収益性の高いセグメントにその電動バージョンであるグレカーレ・フォルゴーレは、注目される1台となる。
そして、新型グランカブリオもデビュウする予定だ。
こちらは早ければ来年1月に公開されるかもしれないという。予告画像には、植物の葉によって一部を隠したグランカブリオのプロトタイプが写っているが、ボディにはカモフラージュが施されておらず、リリースに向けた開発作業はほぼ完了していて、あとは発表を待つばかりのようだ。
次期クアトロポルテは2025年になりそうだが、その概要もしかしたら、来年の後半には明らかになるかもしれない。ご存知の通りギブリは、次期クアトロポルテに1本化される予定だ。
また、来年はマセラティは創立110周年を迎える。90周年、100周年とそれぞれに限定モデルを発表しているので、おそらく、現行モデルのラインナップの中から特別限定モデルも登場すると思われる。