マセラティ:ギブリ・ディーゼルの近況報告(エンジン2)

ギブリディーゼルは絶好調です。

ディーゼルエンジンといえども決して侮ってはいけません。

ギブリディーゼルのエンジンは、パワーとトルク275PS、600Nmを発揮します。ガソリンエンジンのギブリSは430ps、550Nmです。しかしながらディーゼルエンジンの特性を生かして、パワーもトルクも低回転域で発生できるのです。故に信号待ちでのスタートでは、かなり早く走れます。逆に高速道路では、おそらくギブリSには適わないかもしれませんが、運転のしやすさはピカイチと考えます。

ギブリSのタコメーターのレッドゾーンは、7000回転からですが、ギブリディーゼルは、4,500回転からです。低いですよね。。

このディーゼルエンジンは、クリーンディーゼルと呼ばれ、ディーゼル車規制条例を受けて、粒子状物質や窒素酸化物の排出量の少ないディーゼルエンジンとして開発されたのが「クリーンディーゼル」です。振動も騒音も低減されていますが、さらに不完全燃焼が原因となり排出されるススや排気ガスの排出を抑えることができるようになったのが、クリーンディーゼルエンジンです。

しかし、このススを浄化するシステムに必要なアドブルー(尿素)の補充が必要なのです。これがそのアドブルーの燃料計です。スペアタイヤの下(中)にある黒いキャップがアドブルーの吸入口です。

通常ドイツ車などののディーゼル車は、給油口の隣に設置されています。それ故にさすがこの件に関しては整備性は悪しとなります。
難点と言えば、走行距離約5、000km毎に、アドブルーを補充しなければなりません、写真のメーターはフルで20L補充出来ますが、目安は半分減ったら補充することにしました。10Lですから、凡そ1万円のコストがかかります。そしてもう一つのデメリットは結構アドブルーの匂いが、時々車両の周辺に漂うことがあります。幸い尿素ですがオシッコのような匂いではありません。

いずれにしても総合的に判断しても、筆者はギブリディーゼルに高評価を与えています。
引き続きギブリディーゼルのレポートをフォローします。

 

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