マセラティ:なかなか面白かったマセラティ特集(5)

今月号のカーグラフィックは、ほとんどマセラティ特集だ。

  • 特集:マセラティ、新章の開幕
  • MC20国内初試乗
  • マセラティ・アジアパシフィック地域統括責任者 木村隆之氏インタビュー
  • ギブリ・トロフェオを試す
  • マセラティ、コンペティションの血統「栄光の戦譜」

注目記事は、日本に上陸したミッドシップスーパースポーツMC20の鈴鹿サーキットでの走りのインプレッションだ。

別冊には、「自動車旅行への招待」と題してギブリ・ハイブリッドで瀬戸内を旅します。その別冊の表紙も3500GTが登場。

筆者が一番面白かった記事は、実は最後の方に掲載されていた「ガレージ新聞」だ。過去にカーグラフィックを飾ったマセラティの記事について書かれている。遡ればなんと1964年12月に初めてマセラティの記事が掲載されたのだ。登場するマセラティはミストラルと初代クアトロポルテ。それ以降のカーグラフィックには初代ギブリ、カムシン、メラクなども登場する半世紀以上に渡るカーグラフィックに、筆者もその時代を思い起こした。

そして、思いの外面白かったのは、実はマセラティの記事ではなく、ランチアの記事であった。
題して「ランチア・ラムダ100周年・革新こそが我が道」
ランチアはマセラティよりはるかに歴史があるブランドであるが、当時として先進的なメカニズムを採用してきたメーカーなのだ。今のランチアからは想像もつかないと思われるが、改めて誰もがランチアの復活を待ちわびているのだ。

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