さてフィレンツェで2日間滞在した後は、モデナに移動することにした。
今やイタリアでも新幹線網は発達しているので、1時間30分もあればモデナに到着できる。特にフィレンツェからボローニャは、イタリアにおける産業が活発な地帯であり、そのままミラノまでこの産業地帯は繋がっているのだ。フィレンツェとボローニャ間はイタリアの背骨とも言えるアペニン山脈があるのだが、この間はほとんどトンネル地帯となっている。なのでトスカーナの美しい田園風景は全く見えないのが残念である。ある意味美しい景色は、時間の短縮と引き換えに失ってしまったのだ。
フィレンツェのサンタ・マリアノベッラ駅はいつものように混雑が激しいが、日本では無くなりつつある終着駅(折り返しの駅)の賑わいを垣間見ることができる。