復活の狼煙が上がったランチア。
新しいロゴも3次元的なデザインとなり、何やら近未来の見通すロゴでありながら、どこか古典も漂う印象はランチアらしい。ブルーはEV化への進化の行程を彷彿させる。
そして以前から予告されていた通り、これからのランチア車のデザインのベースとして、こうなると登場したのが、“Pure” e “Radical”と命名されたランチアのデザインコンセプトだ。これを短縮してLancia Pu+RA (プーラ)と言いう造語を生み出した。Pureはイタリア語で「けれども」「・・とは言え」「それでも」という語彙で、具体的には美しさとテクノロジー。Radicalは「根本的な」「過激な」という語彙で、具体的には洗練と個性を意味する。未来へ進むランチア車の新たなコンセプトが「これがクルマなのか」。とはとても思えないまるでオブジェなのだ。しかしこの「プーラ・ゼロ・コンセプト」どこかなにかと共通点があると筆者は思った。そうでした同じく「ゼロ」のつくランチア。
それはストラトス・ゼロを思い起こしました。 ストラトスゼロは1970年にガンディーニから発表されましたから、その差50年余りですが似通っています。楔形状の全体シルエット、フロントは前傾姿勢、サイドは特徴的な抉れたデザイン、リアはテールに向かって少しなだらかに傾斜したフォルム。
2028年までに3つの新しいランチアを出すとアナウンスされています。このプーラゼロコンセプトの何かが市販モデルにフィードバックされると想像します。ヘッドライトはこのYの字そのままで登場、そしてニューロゴがボディの何処かに添付され、リアには新しいランチア文字のフォントがあれば、かなり洗練されたデザインのニューモデルになるかもしれませんね、最初に出てくるモデルはフルモデルチェンジするイプシロンです。期待しましょう。あと2年後には登場するはずです。