３２００GTは、私にとって一番マセラティらしいマセラティだと今でもそう思っている。
グランツーリスモのマセラティであるが、どこかデトマソ時代の際どいマセラティの匂いを残しているマセラティの中のマセラティなのである。その３２００GTを手放して９年の歳月が流れた。

奇遇にも、その３２００GTが現在、首都圏の正規マセラティディーラーに置いてあるのだ。
それが判ったのが、現在のオーナーが奇遇にもオートモビルカウンシルでマセラティクラブのブースに尋ねに来てくれたからだ。オーナーは３２００GTを購入して、そのパーツが無いから困っているという。あとで車体番号を教えて欲しいと連絡したら、なんとどこかで見覚えのある番号ではないか！
そう、私の３２００GTだったのだ。
筆者の３２００GTは諸般の事情によって泣く泣く手放した。その後１時的に東京にあったが、その後、大阪のコレクターに渡った。そしてその後そのオーナーは売却してしまい、消息不明となったのだ。

現在、筆者の元３２００GTは正規マセラティディーラー（首都圏にある）にあるが、放置プレイの状態のようだ。つまり未熟な整備士では、手も足も出せずにお手上げの状態なのである。いくら正規ディーラーという様々な制約があるとはいえ、部品もまともに探さず、工夫さえもしない。歴代のマセラティの面倒を見ることが出来ないとは、マセラティをメンテナンスする資格など無いではないか。。。
いずれにしても、もしかしたら、私の元３２００GTとの再会は近いかもしれない。