マセラティ：今年限りでV8エンジンとお別れ

現在、イタリア、モデナで開催中のモーターヴァレーフェスタで、マセラティはV8エンジンを今年限りで生産終了すると発表した。販売は２０２４年も継続されるようだ。
マセラティ：2023年末にV8エンジンを廃止 マセラティにとってシンボル的な存在であるV8エンジンとのお別れです。最後を記念して特別なギブリとレヴァンテのトロフェオバージョンがリリースされるという。マセラティは最後のトロフェオシリーズとして、ギブリ・ウルティマ・ゼダとレヴァンテ・ウルティマ・ゼダを７月に行われる国際イベントのグッドウッドフェスティバルオブスピードで公開されます。

マセラティと言えばV型８気筒エンジンが、どの時代でもメインエンジンであった。最初のV8モデルは１９３５年に登場したグランプリカーのモノポストマシンのV8RI。少し間は空いて、１９５６年に怪物マシンの４５０Sが登場した。

４５０SのV８エンジンをベースとした５０００GTがデビュウ。以降ロードカーに転身したV８エンジンは、連綿と続いたが、遂に終止符を打つことになる。これからは、時流が変わらない限りV８エンジンは出てこないことになる。

マセラティには伝統的に高性能なエンジンを搭載したスポーツカーやグランツーリスモを製造してきたため、V型８気筒エンジンが非常にマッチしていると筆者は思っている。高出力と高回転数を実現し、パワフルでスポーティな走りが可能なのだ。そしてV型8気筒エンジンの排気音を美しい音色として、誰もが高く評価している。V８エンジンは、高回転域で高いパワーを発揮することができるため、独特で迫力のある低音から高音域までの広い音域があるのだ。今年限りで終わってしまう前に、ギブリやレヴァンテウルティマゼタを手に入れられるなら、それは最高のドライビングプレジャーを味わえると思う。