ついに念願のマテーラに到着したのだ。旧市街と新市街に分かれているがデルタは新しく出来た駐車場に停めた。チケットをとってあとは、出る時に事前精算すればゲートは直ぐに開くシステムだ、日本と同じだ。そこから旧市街は10分も歩かない時間で、到着する。開けたバルコニーから忽然と現れた石の住居が下方から上方まで、左から右まで、ビッシリと詰まっている。これを観た瞬間に南イタリアまで来た甲斐があったと感動した。
世界遺産のマテーラは今や完全な観光地と化している。ヨーロッパ中から観光客が訪れている。日本人のグループも居た。お土産店、リストランテ、トラットリアが続く、観光客用のクルマも廻っている。本当の昔の洞窟住居は谷の反対側に山の斜面にへばり付いている。深い谷(グラヴィーナ渓谷)の崖から頂上にかけて家々(サッシ)があり広がり、壮観な景色が続くのだ。
時折、観光客用に小さな三輪車が行き交い、独特の風情があります。
レストランが並んだ通りで、とりあえず空腹を満たすために、お店に入る。そうなるとやはり飲みたくなるのは常だ。イタリアでは勿論飲酒運転は罰金だが、日本のように厳しくはない。というか日本は誰かの酔っ払いのお陰で厳しい法律になった。イタリアでは管を巻くほどの酔っ払いは皆無、適度な量の節度はイタリア人なら誰もが知っている。帰りもカステラネータ迄、ワイディングを左ハンドルの6MTを駆使して走る。
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