その後のグレカーレのブレーキ鳴き問題は解決したかもしれない。
前回も報告しましたが、フロントブレーキパッドを替えてから、一切異音は出なくなった。
今回、長距離で横浜から飛騨高山までのロングドライブをした。往復で650Kmぐらいだ。
その間時間にして、12時間ぐらいは移動に要したが、高速での渋滞時でもブレーキ鳴きは発生しなかった。もはやブレーキ問題は解消されたと判断して大丈夫だと思う。
さて、ロングドライブのグレカーレは酷暑の夏の渋滞でも何ら問題なく走行できたのだが、ここにマセラティらしさが垣間見れるかというと、一抹の寂しさがある。現代のマセラティは不具合はあってはならないのであるが、筆者のような生粋のマセラティスタにとって、どこかパッシオーネが足りないと感じるのだ。ニュージェネレーションのマセラティグレカーレにマセラティらしさは残っているのかと問われれば実はNOだと思う。グレカーレに乗っていると、クルマ自体からもっと速く走って欲しいというオーラが出てこない。。。グレカーレは渋滞の時のノロノロ運転でも、お好みであれば「ユックリと走れますよ。」というモードになるのである。
かつて筆者の3200GTは渋滞の時は、とても我慢がならないというオーラがクルマ自体からエネルギーとして伝わってきた。3200GTはフル加速がデフォルトモードなので、渋滞時はストップ&ゴーが続いてしまうとつんのめってしまうのだ。実は本来のマセラティはこうでなければならないと思うのだ。それに比べて現代マセラティは高速道路では、自動運転支援システム(ADAS2)を使えば片手さえハンドルに添えていれば、クルマが勝手に道案内してくれるので、脇見運転も可能なのだ、3200GTではこうは行かず前方を凝視して、それに合わせてハンドルもリアルタイムに操作しなければ、とんでもない方向へ行ってしまいそうだった。