シチリアを離れて、ローマでフレッチャロッサでボローニャ経由、モデナに向かう。今回、フレッチャロッサ1000〔ミッレ〕という列車は、フィレンツェに留まらずローマ〜ボローニャ間のノンストップでした。
南イタリアの断崖絶壁シチリアと比べると、緑が広がる平野の中を疾走するで電車に乗るとイタリアは北から南まで、様々な地形があるのだと今更ながら思う。モデナは北イタリアに位置する3日前からここに来て、実は一度も太陽と空を見ていない。連日曇りと小雨だ、しかも朝は濃い霧に包まれている。気温は20度前後なので暑くもなく寒くもないというところ。まさにエミリアロマーニャの白く包まれた霧だ。それにしても何度もモデナに来てるが、4日間も雨が降り続いたのは初めてだ。まるで日本の梅雨のような天候だ。
ホテルからチェントロストリコまで歩いて10分程度、今日はメルカートで昼飯を食べながら街中を散策。遠くから見てすぐに発見できたのは、新型のフィアット・トポリーノ・ドルチェヴィータがあった。これはかわいい形をしている。2シーターのシティコミューターだ。リアにはバックを乗せられるキャリアがある。街中だけを走るには丁度良いサイズ感だ。さてこのトッポリーノだが果たして日本に輸入できるのか現時点では定かでない。