

北イタリアで開催されたマセラティ・ビトゥルボのツーリングに参加してきた。歴代マセラティの中でも最も愛が強いパッシオーネといえるのがビトゥルボが好きな人だ。


以前からFBで知り合い、昨年、ボローニャのフィエラで実際に会うことが出来たのがダニエレ・マッツァ氏だ。その彼が毎年主催するツーリングに6月21日に参加することが出来たのだ。


筆者はイタリアでマセラティだけのツーリングは初めての参加だ。参加者はビトゥルボを愛している人達の共通のパッシオーネに満たされている。1年に1回会うこのイベントで、自分のビトゥルボの体調や近況を話し合っているのだ。何という強い繋がりなのだと感心してしまう。まあ、そういう日本のビトゥルボフェスタの参加者も同じくあるのだが。


しかしながら、何処が違うのかというとやはりその背景が一番の違いがあると思う。美しく咲き誇る日本の桜の下で見るビトゥルボは日本的な儚さは伝わるほどこれは筆舌に尽くし難いビトゥルボシーンではあるが。。所詮日本的な美に他ならない。


対するイタリアにおけるビトゥルボは空気がイタリアであり、空も、山も、道も、家も、葡萄畑も、ビトゥルボと溶け込みクルマそのものから生命の息吹を感じるのだ。


市街地を抜けて、自動車専用道路を通り、小さな町々を通り抜け、2000Mに達する山道を走るとビトゥルボは水を得た魚の如く軽やかに走る。



ビトゥルボパッシオーネに人達は、夕暮れ迫るレストランでも熱くビトゥルボ愛をワインを飲みながら語り合うのだ。そうです日本のような飲酒運転の厳罰は、ここイタリアでは寛容なのでレストランでも車で来た人でもお酒は提供される。日本のように泥酔する程飲む人はいないので、パッシオーネビトゥルボの人達は、帰路は飲んでもいてもより一層の安全運転に心がけるのが普通だ。



このビトゥルボ・ツアーは毎年開催されるという。主催者のダニエレに来年はどこで開催するのかと聞いたら、彼はこう答えた。
Avremo in programma di organizzare Sardegna Biturbo Tour al anno prossimo, La partenza dal porto di Civitavecchia con la nave traghetto.
