10月14日、フェラーリは、マリア・コンティ氏をCCO(チーフ・コミュニケーション・オフィサー)に就任したことを公式に発表。
マリア・コンティ氏はマセラティでモータースポーツ部門/ブランドコミュニケーション部門を牽引し、キャリアを積みこの度フェラーリにCCOに就任した次第である。
コンティ氏はこれまで、20年以上にわたり、アンティーク・ラグジュアリーブランド/自動車ブランドの国際コミュニケーション、ブランド/イベント/モータースポーツ部門をリードしてきた経験を持ちます。
また、直前まで在籍していたマセラティ では「Head of Maserati Corse(モータースポーツ部門責任者)」を務め、ブランドのモータースポーツ戦略・グローバルコミュニケーション・商業展開を担っていた実績があります。
昨年、筆者はモデナツアーでマセラティ本社を訪問した際に、コンティ氏にお会いしている。



ブランドの核である“情熱と伝統”を守りながら、新しい世代へと物語を引き継ぐためにフェラーリは、この微妙なバランスを舵取りできる人物として、マリア・コンティが白羽の矢を立てられたのだ。フェラーリの公式声明にも「彼女の経験と感性が、ブランドの物語を世界へ伝えるための新しい力になる」と記されている。
コンティ氏は、単に広報を率いるのではなく、“フェラーリを語る声そのもの”を刷新する役割を担っていると言える。