2025年今年を振り返る(2)

【5月】
29日 友達のクアトロポルテ ロイヤルのマフラーがモデナから届いた。
純正マフラーは既にボロボロになって、穴が空きや錆によって腐食され、車検もパス出来ない状態であったが、モデナコネクションを駆使してマフラーは蘇った。あの時代にマフラーは言わずと知れたMARMITTA ANSAであった。勿論この会社は今はない。しかし、そのノウハウを受け継いだ社員は少なからずいたのだ。勿論設計図も残っているのでロイヤルのマフラーは復活するのだ。

【6月】
6月は、念願のイタリア行きです。この季節イタリアは暑さの一歩手前の時期。しかしクルマのイベントは目白押しなので、本場のイベントを観に行きたい人は5月か6月に行くのがベストだ。

6日 羽田空港から直行便でイタリアへ向かう。

7日 長旅の疲れはローマの宿で一晩休んで、今日はモデナへ向かう。フレッチャロッサに乗れば2時間もかからないで着ける。モデナ駅に着く手前では、黄色い屋根はエンツォフェラーリ生家博物館、遠くにトライデントタワーも一瞬の僅かだが見える。

モデナに到着後、直ぐに荷物をホテルに預けて尋ねたところは、モデナから少し離れたフォルミジーネという町。ここにMC20のクラブイタリア仕様が展示してある。クラブイタリアとは、フェラーリ、マセラティやランチアなど歴史的価値の高いイタリア車を所有する人のみが、既存会員の推薦と厳格な審査を経て招待される、イタリア最高峰の高級オーナーズクラブだ。このMC20はクラブイタリアのメンバーにだけ作られたフォーリイセリエで4台のみだ。

その後、再びモデナのチェントロストリコに戻って、アカデミア広場やモデナ博物館宮殿に数々のクルマや芸術作品が展示されているの見に行った。

【8日】
今日はモデナから車で移動して温泉保養地サルヴァローラに来ている。ここでコンコルソが開催されているのだ。このコンコルソはクラシックカーの優雅さを讃えるイベントで、レースのように速さを競うのではなく、車両の美しさ、保存状態、設計や歴史的背景といった文化的価値が評価されるのだ。広大な会場にはフェラーリ、マセラティ、ランチアなど、イタリア車を中心とした貴重な名車が集まり、落ち着いた雰囲気の中で展示され、規模は大きすぎず、派手さよりも品格を重んじるのが特徴で、イタリアの自動車文化を静かに味わえるのだ、エントリーするクルマは皆高いレベルのグッドコンディションである。

再びモデナのチェントロストリコに戻る。デュカーレ庭園では、歴代のマセラティがアートの様に展示されている。


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