2024年、4月オートモビルカウンシルに筆者のスパイダーは経年劣化した内装のまま出展車両として出した。



12月には韓国で開催された110周年イベントに展示車として参加した。その時も内装はヤレたまま。



20年前のモデルなので確かに経年劣化は致し方ないのであるが、このテクニカルクロスの生地は見た目以上に古ぼけて見える。おそらく裏地の糊が滲み出て汚れをさらに目立たせている感じだ。クラシケの申請に向けて、流石に生地をアルカンターラに変える選択肢はありえないので、何とかしたいと思っていた所、イタリアから朗報が入ったのである。朗報はマセラティフォーラムからのお友達からだった。情報はマントヴァ近郊の自動車内装のレストア専門ショップで、テクニカルクロスのリビルト生地が販売を始めたという事だった。丁度20年目ということもあり、おそらくスパイダーもクラシケ認定の範疇に入ってきていることを見越してリビルト生地が出てきたと思われる。このレストア専門ショプは資料・アーカイブに基づき素材再現まで可能な体制の中で、実績も積み上げて来たようだ。コンコルソヴィッラデステにもクラシックマセラティをエントリーさせて入賞している。


今回、筆者が頼む生地の見本がこれである。筆者は早速善は急げの通り問い合わせをした。
返事は早速来た。答えは残念ながら丁度、今販売している分は終わってしまったという。。


これは、やはり世界中でこの生地を探している人が沢山いるのではないかと察しがつく。しかしメールでは次回の生産も直ぐに始められ1ヶ月もすれば供給できると言う。ならば、速攻で予約をすることにした。
で、問題はスパイダーにどのくらいの生地のサイズが必要なのか??素人の筆者には見当もつかず。そこで思い立ったのは、知り合いのマーニデゼーノにスパイダーに必要な生地の長さがどのくらい必要なのか聞いてみた。実際にスパイダーを持っていき見分してもらった結果、サイズ4mの1.6mと判った。
これで先方のマントヴァの専門店に発注出来ることになったのは、言うまでもない。むしろ折角なのでもっと予備も含めて、余分に買いたいところだったのだが、先方では、多方面から問い合わせが殺到して、こちらに回せる分が20mの1.6m迄しか提供出来ないことになった。20mとはスパイダー5台分に相当する長さである。
いずれにせよ、これでなんとか筆者のスパイダーの内装が蘇る目処がついたことになる。
