イタリアの残像と、ランチアが描くファンクな未来。

ガッバーニとランチア、新旧の共演

イタリアのポップスター、フランチェスコ・ガッバーニ(注)の新曲『Summer Funk』。
そのミュージックビデオが、ランチア・ファン(ランチスタ)にとって悶絶ものの仕上がりになっている。躍動するのは、ランチアの再生を象徴する 新型Ypsilon HF-Line
だが、ランチアというブランドの底知れぬ深さを感じさせるのは、そこに寄り添う ベータ・クーペ(Lancia Beta Coupe) の存在だ。

注:フランチェスコ・ガッバーニ(Francesco Gabbani)プロフィール
ここで、今回ランチアの相棒に選ばれたフランチェスコ・ガッバーニについて少し触れておきたい。日本ではまだ馴染みが薄いが、今のイタリアを語る上で欠かせない「現代のカンタウトーレ(シンガーソングライター)」だ。
サンレモの覇者: イタリア音楽の殿堂「サンレモ音楽祭」で、2016年(新人部門)、2017年(総合部門)と2年連続優勝という史上初の快挙を成し遂げた実力派。
知性派の伊達男: 単なるポップスターではない。哲学的な示唆に富んだ歌詞を、中毒性のあるキャッチーなメロディに乗せて歌う。2017年のヒット曲「Occidentali’s Karma(西欧人のカルマ)」は、YouTubeで2億回以上再生される社会現象となった。

■ 過去と未来を繋ぐ「毒」

1970年代、フィアット傘下でランチアの矜持を守り抜いたベータ・クーペを、最新のEV/ハイブリッドモデルと並走させる。この演出こそが、我々マニアがランチアに抱く「知的な色気」の正体だ。新型YpsilonのHFバッジが、単なる懐古趣味ではなく、未来への挑戦であることを、ガッバーニの軽快なファンクのリズムが肯定している。

■ 「一人」を肯定してくれるリズム

ビデオが描き出すのは、陽光溢れるイタリアの快楽主義。日本に戻り、再び日常という「無関心の壁」に直面している筆者にとって、このビデオはイタリアからの最後の手紙のようなものだ。現地の風はまだ、私の指先に残っている。

ここにそのミュージックvideoを貼り付けます。冒頭のシーンには新型イプシロンと綺麗なベータクーペがしっかりと写っています。

写真提供:ステランティス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください