このSUVフォルム、OSCAとして受け入れられますか?
📊 新型「OSCA MT6」のスペックと概要
ベース車両: 中国・長安汽車(Changan)の「UNI-T」
デザイン: DRのデザインセンターと**イタルデザイン(Italdesign)**の共同作業により、グリルやディテールをアグレッシブにモディファイ。
心臓部: 1.5リッター直列4気筒ターボ(ベース車は179馬力)に7速デュアルクラッチ(DCT)。
名門「AVL」および「RE:LAB」の手によって電子制御(ECU)を完全にリマッピング。イタリアの官能的な吹け上がりに調律。排気システムはあのマラネッロの**マニエッティ・マレリ(Tubi Style)**が開発を担当。
フロントフェイスは50年代にザガートやヴィニャーレが手掛けたOSCAの berlinetta(ベルリネッタ)へのオマージュを捧げ、足元には21インチのMAK製軽量アロイホイールと、専用のピレリ P-Zero を装着。
インテリア: アルカンターラを贅沢にあしらい、シートは**レカロ(Recaro)製、シートベルトはサベルト(Sabelt)**というガチ仕様。
デビュー: なんと「1000 Miglia(ミッレミリア) 2026」のサポートカーとして2台がキャラバンに同行。



価格: 49,000ユーロ(日本円で約900万円オーバー)
昨日6月8日、エンツォ・フェラーリが涙し、笑った聖地**「イモラ・サーキット(Autodromo di Imola)」**のパドックでデビューしたOCCA MT6!
イタリアのDR Automobilesグループを率いるマッシモ・ディ・リジオ氏が、かねてより予告していた「Historic Italian Brands(イタリア歴史的ブランド復興プロジェクト)」の主役、「OSCA(オスカ)」の復活モデル『MT6』を世界初公開された。




しかも、その発表の足で、彼らは今週開幕する**「ミッレミリア(1000 Miglia)2026」のキャラバン隊(サポートカー)として2台のMT6をそのまま隊列に合流させる**という、なんと大胆な強烈なプロモーション。
現地イタリアのエンスーたちが「こんなのはOSCAじゃない!」とSNSで悲鳴を上げ、炎上している気持ちは痛いほどよく分かる。マセラティ兄弟が戦後、情熱だけで興したボローニャの小さな工房の記憶を知る者からすれば、SUV(スポーツオーバー)の姿は異形と言える。
しかし、イモラでのプレスカンファレンスでは、MT6に続きMT8(更に大きなSUV)も控えている。そしてその先の「本丸」が明かされた。


OSCA創立80周年を迎える来年2027年。
彼らは、欧州屈指のスポーツカープラットフォームをベースにし、全身をイタリア製カーボンコンポジットで包んだ、**「2人乗りの本格スーパースポーツ(Gran Turismo)」**を20万ユーロ(約3,300万円)以下で市場に投入することを正式に約束した。デザインは、50〜60年代の伝説のレーシングカーにインスパイアされた「ダブルバブルルーフ」と「コーダ・トロンカ(流れるようなテール)」になる、と。
つまり、今我々の目の前にあるこの「MT6」という49,000ユーロのSUVは、**2027年にマセラティ兄弟の魂を本当の意味で現代に蘇らせる「ピュア・スポーツカー」を作るための、絶対に必要な軍資金集め(ビジネスの足場固め)**と言えるかもしれない。
