フェラーリCMOのエンリコ・ガリエラ氏は、フェラーリ・ローマについて、「フェラーリ・ローマは女性だけに作られたスーパーカーではない。」と女性への差別的な発言していますが、ニュースの詳細を読むと実際はこんなコメントのようです。
ガリエラ氏は、フェラーリはむしろ積極的にドライブするモデルを揃えることを 意図しているということです。あくまでフェラーリ・ローマは、女性向けのモデルとして特化したモデルではなく、ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)をエンジョイするためのスポーツカーという位置付けになります。
これは、アラビアのマスコミ取材からの質問に対してこう回答しています。
「フェラーリを運転したい女性が沢山居ることを我々は知っています。しかし我々が学んだ重要なことは、女性のためのフェラーリを作ることは望んでいないと言うことです。」
「女性がスポーツカーを運転したい要求がありますが、会社としてそれは間違いだと思います。またそのような計画はしないと思います。」
「感動を与えるモデル作りが必要ですので、男性でも女性でも等しくあることです。」
「むしろフェラーリ・ローマが女性向けモデルであるという印象は男性顧客に対して悪影響があります。」
さらにガリエラ氏はこう付け加えています。
「我々が行っている活動は、フェラーリに乗って景色を楽しんだり、素晴らしいレストランで美味しい食事を召し上がることが、フェラーリと女性の間の距離を縮めることが出来ることです。」
それ故に、最新のフェラーリ・ローマは確実に女性ファンを増やすためのアシストが出来ると述べています。また現行のグランツーリスモ(フェラーリ・ローマのような)は男性も女性も顧客の対象だと説明しました。
つまりフェラーリは、これからはフェラーリ製スポーツカーだけを売る会社だけではなく、素晴らしい生活をサポートする会社として、付加価値をサービスすることが重要だと言っています。