先週は怒涛のマセラティニュースでしたが、2023年までの新車とマイナーチェンジのスケジュールは、このうような予定となります。
2020年
ギブリ・クアトロポルテのマイナーチェンジ
ギブリ・マイルドハイブリッド
MC20
2021年
コンパクトSUVグレカーレ
レヴァンテ・EVモデル
2022年
フルモデルチェンジのグランツーリスモとグランカブリオ
フルモデルチェンジのグランツーリスモとグランカブリオのEVバージョン
MC20のスパイダー
MC20のEVバージョン
グレカーレのEVバージョン
2023年
フルモデルチェンジのクアトロポルテ
フルモデルチェンジのクアトロポルテEVバージョン
フルモデルチェンジのレヴァンテ
フルモデルチェンジのレヴァンテ・EVバージョン
ご覧いただいた通りギブリはハイブリッドモデル以降は、特に新たなモデルチェンジは見当たりません。コンパクトSUVグレカーレが、ギブリの替わるベースモデルとなるかもしれません。
マセラティは、今回新たなプログラムとして、フォーリィセリエなどの様々なプロジェクトをアナウンスしましたが、その中で最も重要なプログラムがあります。それがマセラティクラシケです。
マセラティクラシケとは、80年間に生産された9万台あまりのロードカーと凡そ400台のレーシングモデルのDNAの保存に向けたのプログラムです。マセラティのクラシックカーのレストアとメインテナンスを行い、イタリア本社チーロメノッティにあるマセラティクラシケ部門のそのシステムの総称です。マセラティで製造されたオリジナル車両が、再び同じ場所で新たなレストア事業となり、製造から20年を経過した市販モデル、および製造年に関わらずすべてのマセラティの限定モデルを対象に車両認定証明書の発行を行うものです。車両認定証明書は、その車両が「マセラティ社が製造した真正」であることを公式に証明するものであり、オーナーが売却する際の、言わば保証書にもなります。またこれによって従来のマセラティのオークションなどの価値を高める効果があります。
上記の条件からすると製造から20年以上を経過しているモデルとは、3200GTまでがマセラティクラシケのプログラムその対象範囲となることになります。残念ながら、クーペとスパイダー、グランスポーツ、グランツーリスモ系の通常モデルは、現時点では対象外となります。
グランスポーツ・10thアニバーサリー MCビクトリー クアトロポルテⅤ・スポーツGTSアワードエディション グランカブリオ・フェンディ グランツーリスモ・センティニアルスペシャルエディション グランカブリオ・センティニアルスペシャルエディション スパイダー90周年アニヴァーサリー
但し、MCビクトリー、スパイダー90周年アニヴァーサリー、グランスポーツ・10thアニバーサリー、クアトロポルテⅤ・スポーツGTSアワードエディション、グランカブリオ・フェンディ、グランツーリスモとグランカブリオ・センティニアルスペシャルエディション、グランツーリスモ・スポーツ・スペシャル・エディションは、シリアル記念プレートが貼られたスペチアーレ系なので、マセラティクラシケの対象モデルとなると思われます。
「マセラティ:2023年までの事業計画と新たなプログラム」への5件のフィードバック