フェラーリは世界にたった一台だけの公式ワンオフモデル・フェラーリ・オモロガータを発表しました。
オモロガータ(Homologata)とは、イタリア語でホモロゲーションモデルという意味です。イタリア語はHは発音しませんので、必然的に「Ho」は「ホ」でなく「オ」と発音します。
それでは何故最後が「タ」なのか?普通は「オモロガート」だろうと思うでしょが、それは違うのです。「フェラーリ・オモロガータ」という名前は、頭にフェラーリという名前が付いていますが、フェラーリという語は、イタリア語の名詞の区分けで、女性名詞に分類されるのです。イタリア語は世の中の全て名詞は、男性名詞か女性名詞のどちらかに二分されます。大概の自動車関連の名詞は女性名詞です。そしてフェラーリという名詞に従属された「オモロガート」は形容詞なので、名詞が男性か女性によって形容詞も必然的に男性か女性に従属され変化することになります。男性の場合は、最後の語尾の母音が「O」で終わります。女性の場合は、最後の語尾が「A」です。「オモロガート」が「オモロガータ」に変化します。故に「フェラーリ・オモロガータ」とは必然的な名称なのです。
これはフェラーリの重要顧客からのリクエストに応じてたった1台だけ製造されるフェラーリの公式なモデルとなり、60年代にレーシングシーンで活躍した250GTOや250LMを現代に蘇らせるために敬意を表して作られたワンオフモデルです。
812スーパーファストを基本に様々なモデファイがされています。これもフォーリィセリエと同じことですね。
色はオモロガータ専用に新しい色調で燃えるような深いロッソでペイントされています。
シートは、往年の250GTOや250LMのようなブルーカラーです。
内装の素材は往年の250GTOや250LMのような金属製パーツはひび焼き塗装が採用されています。