マセラティ:ギブリ・ディーゼルの近況報告(エンジン)

ギブリ・ディーゼルは来てから半月ほど経ちました。

ディーゼルというと独特のガラガラとする音が気になるのですが、確かにアイドリング時には、その音はします。しかし一旦アクセルを踏めば殆ど気になりません。さらにスポーツモードのスイッチを押せば、例の「マセラティアクティブサウンドシステム」によってエキゾーストノートは高まり、ギブリがワイルドに変身してくれます。ただやはりスパイダー90の自然吸気V8エンジンの最高の美声と比べてはなりません。。。

このディーゼルエンジンは275馬力で、ギブリの中では一番馬力はありません。SとQ4は410馬力、ノーマルギブリは330馬力ですから、それに比べても55馬力も少ないのです。トルクは600Nmで、S、Q4、ノーマルのギブリに比べて100Nmほど大きいですが、但し低回転域の2,000~2,600回転に最大トルクがありますので、この回転域をうまく使って走れば、それ程遅く感じることはないようです。

そして、このディーゼルエンジンは、フェラーリで作られたのではなく、フェラーラで作られたエンジンです。フェラーラ(県)にあるVMモトーリ社とマセラティの共同開発による専用ディーゼルエンジンなのです。フェラーラ(県)はエミリアロマーニャ州にあり、西にモデナ、南西にはボローニャあり、マセラティやフェラーリ、ランボルギーニに近い場所でもあり、それ故にエンジニアもこのモーターヴァレーエリアでは頻繁に往来があるのです。ディーゼルエンジンといえども、決して侮れません。

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