復活するのかタラスキ(2)

遂にタラスキが復活しました。60年の時を超えてべラルド・タラスキが興した自動車ブランドが現在に蘇ります。

オートバイレーサーでもありレーシングドライバーでもあり、起業家としてべラルド・タラスキの死後から23年後の今日、「チームワンオフ」によってイタリアンブランドに、ハイブリッドスーパーカーとして過去の職人技ときずなと共に光をもたらしました。

名前は、「タラスキ・べラルド」と名付けられ、創始者べラルドの名前に敬意を表しました。パワートレインはハイブリッドにより未来へ投影をさせたいと考え、過去のきずなを強調しています。

フォルムは50年代のジャウル・タラスキ・チャンピオン750をインスピレートしています。ジャウルはカーブを多用したフォルムでしたが、べラルドはそれを現代的解釈として表現しています。

しかし、かつてのジャウルの寸法からは程遠いものとなり大きくなっています。長さ5m、幅2m、高さ1.3m、ホイールベース2.8mです。
ベースのモデルはBMW i8のようです。パドヴァのクオリティカーズがアルミニウムによる手作りボディを構築しました。テールエンドにある2本のセンターマフラー周りはカーボンファイバーを採用しています。車内も同様なコンセプトで、職人技によるマホガニーのレトロ調のデザインとヴィンテージグラデーションのフルグレインシートがあります。

べラルドは、現代のスーパーカーというより、それは古典的な味のエレガントなスーパーカーの概念を再解釈したいと考えているようです。そのうえで、パワートレインはBMW i8のエンジンを採用します1.5リッターのBMW 3気筒ガソリンエンジンと電気ユニットを組み合わせたプラグインハイブリッド方式で駆動され、合計出力は420馬力です。顧客のリクエストに応じて470馬力かあるいは520馬力にすることも可能です。駆動方式はBMW i8と同様の4WDシステムとなります。フロントは電気モーター、リアは直列3気筒エンジンで走行します。ブレーキはブレンボ製の6ピストンアルミモノブロックキャリパーが採用されています。

奇しくもマセラティのスーパースポーツと似たようなフォルムの誕生は、MC20に対する一つのアンチテーゼとも言えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください