ついに出ましたSF90ストラダーレのオープンモデル。
正式名称は、SF90スパイダー(エッセ・エッフェ・ノヴァンタ・スパイダー)と呼びます。
ハイブリッドシステムで、1000馬力のパワー、そしてオープンエアで走行できる組み合わせを実現した初めてのモデルとなります。価格はクローズドモデルより約10%高い473,000€(約5、870万円)からです。デリバリー開始は来年の4月からの予定とされています。時速45km/hまでであればルーフの開閉が可能で、その開閉速度はたったの14秒しかかかりません。
オープンボディに伴いルーフを開閉するシステムのモーターなどの重量が増し100kg増えましたが、クーペモデルと遜色のないパフォーマンスを発揮できます。さらにオープンモデルによって、サーキットやロードにおいて直接的にエンジン音が聞けることが、このSF90スパイダーの最大の魅力で、V8ツインターボとEVサポートによる美声は、きっとクローズモデルでは絶対に味わえないものがあるはずです。
それを期待するが故に、SF90ストラダーレに関しては、比較的購入年齢層は従来のフェラーリオーナーに比べて低くなっている傾向にあるそうです。それだけハイブリッドに期待するものが、若いオーナーを増やしている結果であるのです。引き続きフェラーリはオープントップハイブリッドスーパーカーへ、新たな顧客の獲得に期待しています。
但し、チーフ・マーケティング&コマーシャル・オフィサーのエンリコ・ガリレラ氏は、現段階では、世界的にみてハイブリッド化のトレンドであるが、フェラーリは全てのラインナップにハイブリッドモデルを投入するかは、要検討材料であるとコメントしている。
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