ヴェルナスカシルバーフラグは、一度は見学したいイベントであった。今年はなんとマセラティがフィーチャーされることもあって、今回のイタリアの目的の一つとした。ヴェルナスカはピアチェンツァとパルマの中間の山間部にある。筆者はモデナに滞在していたので、そこから友人の車に同乗させて頂き、会場へ向かった。時間にしてモデナからアウトストラーダを利用して1時間ぐらいの距離だ。
この日は、朝から曇り模様で、現地に到着する頃は小雨まじりとなった。スタート地点には、既に参加車両も続々到着し、準備に余念がない。スタート地点のカステッラルクアートは小さな街で、古城が街の中心にある田舎の風景だ。シルバーフラグの期間は、多くの人が訪れ参加車両の応援やスタート地点の見学をするのだ。結構若い人より、高齢者の方が、参加車両に詳しくあれは何年製の何々だと話が聞こえてくる。昔からの車好きだ。今年はマセラティがフィーチャーされているので、参加車はパニー二博物館からA6GCSピニンファリーナや、カンディー二やマセラティクラブイタリアからも数台エントリーしていた。現行モデルのデモカーMC20とグレカーレを展示しあった。
午前中のスタートは小雨まじりであったが、午後から天気が回復、場所をゴール近くのヴェルナスカのコーナーに移動して参加車両の通過を観戦した。
とにかくスポーツカーであれば、グループCカーやCANAMカーでも、モノポストカーでも、なんでもかんでもごちゃ混ぜで同じコースを走れるところが、このシルバーフラグの凄いところだ。要は車好きなら、カテゴリーに関係なく一緒に走ろう的なノリのイベントなのだ。面白いではないか、ヴェルナスカシルバーフラグ。再び行きたくなるイベントだ。