筆者は一番望ましいデビューの形は、来年のジュネーブ国際モーターショーが、ランチア・イプシロンのデビューの舞台に相応しい場所であると考えている。実際ジュネーブショーのホームページも存在しており、主催者は開催したい意向はあるのではないかと想像する。
しかしながらこれも仮設で、ジュネーブショー自体、2019年を最後に中止が続いている。したがって、来年も開催されるかはかなり未定の部分が多そうだ。
但し、そのデビューのシナリオは、時期も場所は最も最適であると考える。新型ランチア・イプシロンのデビューが近づいているのは間違いないが、その時期はいずれにしても来春である。
新型ランチア・イプシロンは約4メートルの長さで、V字型のグリル、細長いLEDヘッドライト、短くて丸みを帯びたフード、高く傾斜した屋根、そしてテーパーの効いたリアウインドウを備えた、より現代的でダイナミックなデザインを持っているはずだ。この車には、Milano Design Weekで初披露されたLancia Pu+Ra HPEコンセプトカーと同様のデザイン要素が多く取り入れられ、そのスタイルは現行イプシロンとは大きく異なり、より幅広い顧客に訴えるために設計されており、若い顧客の数を増やすことを期待されている。
新しいランチア・イプシロンのインテリアは、広々とした上質な内装で特徴づけられており、高品質の素材と仕上げが使用されている。この車は高度なインフォテインメントシステムも提供し、ナビゲーションとエンターテインメント用のタッチスクリーンとデジタルダッシュボードを備え、そのクルマはまず初めにEU圏内でのデビューが予定されている。