• ついにセカンドライフが始まるイタリア車好きのブログです。

久しぶりになりますが、グレカーレのその後についてです。

グレカーレは昨年7月末に、我が家に来たので、丁度半年が経過したことなります。走行距離はほぼ6,000Km。1ヶ月に1,000kmということになる。最初の2ヶ月はかなり走行距離を伸ばし、昨年12月は遠出をして浜松迄出かけた。ADAS2を駆使してかなりのズボラ運転だったが、渋滞する高速道路は楽だった。たが、今年1月はあまりグレカーレで出かけていない。その後のトラブルはというとこれまた「故障も何も全て無い」ということになる。本当に今まで乗ってきたマセラティから比べれば、気を使わない程に楽なマセラティで、筆者から言わせれば、マセラティもやっとグローバルな自動車メーカーに成長したものだという感想が一番の印象なのだ。
ギブリ・ディーゼルも同様だったのであるが、ここにきてマセラティは飛躍的に、多様な顧客をターゲットに合わせた車作りをしていると感じるのだ。実はこの感触は筆者から言わせれば、おそらく単一の生産工場(今まではモデナ工場だけ)を複数の生産工場になった為と考えている。
つまり、それ以前(ギブリⅢやクアトロポルテⅥ以前)のマセラティはモデナ工場(モデナのチーロメノッティ工場)でしか生産されていなかったが、それ以降のモデルはトリノのグルリアスコ工場(今は無い)やミラフィオーリィ工場、ローマ南郊のカッシーノ工場と生産拠点が複数になったことで、グローバル(FCAやステランティスグループの中の工場として)な対応できる製品へと変容した結果と見ている。

逆にいうと、現在でもモデナ工場で作られているMC20とMC20Cieloは、スーパーカーの聖地の伝統的な血筋を継承している本来のマセラティということになるのだ。
故に残念ながらグレカーレ、レヴァンテ、新型グラントゥーリズモには、かつてのマセラティの匂いではないということになる。
筆者は壊れなくなって、かつ便利になったマセラティに一抹の寂しさが感じられるのも事実だ。


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