カステラネータ、マテーラ、カステルデルモンテ、アルベロベロ、マルティナフランカと南イタリアを巡った後、本来の目的であるバーリに行く。ここで興味深いイベントが開催されるのだ。グランプレミオ・ディ・バーリ2024だ。このイベントは日本ではほとんど知られていないイベントだ。開催は2年に1回で、今年で8回目を迎えるので、16年前の2008年に初めて開催されたのだ、比較的新しいイベントと言える。このイベントに興味があったのは、旧市街地を完全閉鎖して、そこに戦前車から60年代迄のレーシングカーが主役なので、まるで黄金時代のグランプリカーレースにタイムスリップすることが出来る面白い試みと思ったのだ。いろいろなクルマのイベントがあるが、グランプレミオ・ディ・バーリは今までのクルマのイベントとは趣向が違うところが、注目に値すると思う。

バーリはプーリア州の首都で、訪問した時は丁度4月25日(木)なので、イタリア解放記念日(祝日)、続いて週末ということもあり、旧市街地は観光客で大混雑していた。ランチタイムでレストランで食事をしたが、満席ということもあり、1時間も待たされた。

バーリは流石に南に位置するので、南国の雰囲気が満点だ。メイン道路にはパームツリーの並木道だ。旧市街はここも迷路のように入り組んでいるが、そんなに広いエリアでは無いので、迷子になることはない。

路地では名物のオレキエッテを作っているところがあり、そのまま街頭販売している。観光客が一杯で道を塞ぐほど混雑している。まるで別世界に旅するような気分のまま、既にイベントの準備は始まっているようで、参加車両も続々と到着するところだ。いにしえのレースの雰囲気は出てきた。

“グランプレミオ・ディ・バーリを見に行く(1)” に1件のフィードバックがあります
  1. […] 世界中にG7のニュースを情報発信するバーリのフィエラ・デル・レヴァンテの中に設置された特設プレスルームには、ジャッロ・ジェニオ・カラーのグラントゥーリズモ・トロフェオと、ブルー・ビクトリーのカラーリングをまとったMC20チェロの2台のマセラティも展示されている。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください