5月24日と25日に開催されるFuori Concorso 2025は、北イタリアのコモ湖畔が舞台。


絵画のように美しいヴィラと自然に囲まれたこの地に、今年はとりわけイタリア車の輝きが際立ことになる。
アルファロメオ:伝統が語るエモーション
今年の注目は、アルファロメオのクラシックモデルと最新モデルの共演となり、特設エリアには、以下のような名車たちが展示され、多くのファンを魅了することになる。
「Casa Alfa Romeo」では、アルファロメオの歴史を彩る以下の名車が展示される。
1930年 6C 1750 Gran Sport:タツィオ・ヌヴォラーリが1930年のミッレミリアで優勝した伝説的モデル。

1930年 P2 Grand Prix:ヴィットリオ・ヤーノ設計の8気筒エンジンを搭載し、1925年の世界選手権で優勝。

1965年 Giulia TZ2:ザガート製の流麗なボディを持つGTレーサー。

1975年 33 TT12:500馬力超のフラット12気筒エンジンを搭載し、世界耐久選手権で活躍。

1951年 アルファロメオ GP Tipo 159 “Alfetta”:ファン・マヌエル・ファンジオがF1初タイトルを獲得したマシン。

1954年 ランチア D50 F1:ジュゼッペ・ファリーナやアルベルト・アスカリがドライブした名車。

2025年 アルファロメオ 33 Stradale(新型):1967年のオリジナルモデルをオマージュした限定33台の最新スーパーカー。

マセラティ:クラシックと現代の融合
マセラティの展示では、以下のようなモデルが紹介され、ブランドの進化と多様性が表現されるという。
2005年 MC12:フェラーリ・エンツォをベースに開発されたV12エンジン搭載のスーパーカー。

1956年 200S:1,993ccの直列4気筒エンジンを搭載し、190馬力を発揮するスポーツカー。

2025年 グラントゥーリズモ:最新のデザインと技術を融合させたラグジュアリースポーツカー。

アルファロメオとマセラティ。この2つのブランドが織りなすイタリア車の“美学”を、これほどまでに感じられるイベントとしては唯一無二。
FuoriConcorso 2025は、単なる展示会ではなく、イタリア文化と情熱の結晶ともいえる体験型イベントで、イタリアの自動車文化と歴史を体感できる貴重な機会となる。特にアルファロメオファンやマセラティを愛するクラシックカーファンにとっては、見逃せない内容だ。ご興味がありましたら、ぜひ訪れてみてください。