開幕まで残り約1か月と迫り、現地イタリアのエンスージアストの間でも熱気が最高潮に達している『GranMotori 2026』(10月15日〜18日)。前回は4日間のデイリーテーマをご紹介しましたが、今回は主催者および公式パートナーから発表された「絶対に外せない5つの核心トピックス」と最新の現場情報をお届けします。
会場となるのは、古代アッピア街道の歴史を抱くローマ郊外の私有貴族邸宅「テヌータ・ディ・フィオラーノ(Tenuta di Fiorano)」。200ヘクタールを超えるブドウ畑と丘陵に囲まれたロケーションで、200台以上の歴史的名車と最新マシンがエグゾーストノートを響かせる、まさに“イタリア版グッドウッド”の名にふさわしい動的フェスティバルです。
1. カロッツェリア・トゥーリング創立100周年記念展示(Design: 100 Anni di Touring)


ミラノが生んだ伝説のカーデザインハウス「Carrozzeria Touring Superleggera」の創業100周年を祝う特別パビリオンが開設されます。独自のアロロイフレーム構造「スーパーレッジェーラ」で自動車史に革命を起こした歴代の名車群から、現代のビスポーク・ワンオフモデルに至るまで、美と軽量化の美学が結集します。
2. タルガ・フローリオ120周年ヘリテージ企画(Heritage: 120 Anni della Targa Florio)


シチリアのワインディングで数々のドラマを生んだ公道レース「タルガ・フローリオ」の120周年をフィーチャー。歴史的パドックが再現され、かつて過酷なレースを戦い抜いたレーシングスポーツカーたちが一堂に会します。当時の情熱がローマの地で鮮やかに蘇ります。
3. アルファロメオ・デュエット誕生60周年(Icone: 60 Anni di Alfa Romeo Duetto)

1966年に鮮烈なデビューを果たしたイタリアン・オープンエアの象徴「アルファロメオ・デュエット(スパイダー)」。誕生60周年の節目を記念し、初期型「オッソ・ディ・セッピア(イカの甲)」から最終世代に至る歴代モデルが特設コースを一斉にパレード走行する圧巻のシーンが予定されています。
4. ロプレスト・コレクション特別エリア(Collezione Lopresto)
世界的に著名なイタリア人コレクター、コッラード・ロプレスト氏が率いる「Collezione Lopresto」がヘリテージ&デザインの公式パートナーとして参画。世界に1台しか存在しないイタリアン・カロッツェリアの試作車やワンオフ・プロトタイプなど、自動車文化財級の稀少車を至近距離で鑑賞できます。
5. 70年代F1マシン爆音走行と『Il Risveglio dei Motori』(エンジンの覚醒)
毎朝9:30からスタートする「Il Risveglio dei Motori(エンジンの覚醒)」では、1970年代のF1マシン「March 761」をはじめとする爆音マシンが一斉に始動。午後は特設ドライビングトラックでの動態走行が繰り広げられ、夕暮れ(Golden Hour)にはローマの夕日を背に全車が参加するグランドパレードで1日を締めくくります。
旅のプランとチケット情報
チケットは現在、1日一般入場券(€85)および2日週末パス(€135)が販売されており、敷地内駐車場や各種パレード観覧が全行程に含まれます。
10月中旬のイタリアは、このローマの「GranMotori」を切り込み隊長に、ボローニャの「Auto e Moto d’Epoca」、そして映画『Maserati: The Brothers』の現地劇場公開と、イタリア車ファンにとってまさに一生モノのロードトリップとなるはずです。現地からの続報もどうぞお楽しみに!
