2023年フィレンツェへの旅(2)

フィレンツェは、今回ミッレミリアの通過地点であるシエナへ日帰りで行けることから、数日ここで滞在する計画である。ところが、筆者の友人ご夫妻が、その行程に合わせてフィレンツェに3日間やってくるという。そのうち筆者がガイドする3日間のうちフィレンツェ観光は1日だけであったが、何度もフィレンツェに来ている筆者も、1度も訪問していないスポットがドウモの頂上であったが、一緒に行くことになった。10時30分に入場予約のチケットで入口から入ることになる。気軽に頂上まで行けるものだと思っていたが、結構な階段を登らされた。狭い階段なので、引き返すことも、上り下りのすれ違いなど出来ないくらいの狭さなのだ。何段も何段も登ってもいつになったら頂上へ行けるのか。。。引き返そうにも下からは見学者が次から次へと昇ってくるので、戻れない。外観から見たらどう見てもビルの高さからしたら20階ぐらいの高層ビルに等しい。後でインターネットサイトで見たらその階段数は463段もある。。

しかも周りは石で出来ていて空調設備も無いので、まるで蒸し風呂状態に近い、さらに上に行けば行くほど階段は急になる。沢山の人が登るので階段の石はピカピカに磨き上げられ、注意深く登らないと滑りそうになる。そして手すりも全部についていないので、壁に手を着きながら登ることになる。時々見える小窓から下界など見えもせず、ただただ黙々と頂上を目指すことになる。やっと頂上に着いた頃には息も絶え絶えとなっていた。さすがに頂上に着いた時の絶景は素晴らしいものがあった。

フィレンツェの街並みと遠くトスカーナの丘陵が見渡せる。もう一度登れと言われたら登れません。65歳以上の人は、自分の体力と相談の上、頂上を目指してください。

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